環境設備に関して。
6月11日から8月30日の期間、休診のうえ全面改装を行います。
上野歯科医院では使用済みの針や感染源のものは専属の委託業者によって、処理過程から最終廃棄までを記録に残した徹底管理を行っています。そして、エプロン・紙コップ・トレー・滅菌パック・手袋・マスク・帽子など使い捨てのものは東京都清掃局に申請のうえ廃棄処理を委託しています。
今回の改装では安心・安全な医療を行うためにも、感染予防対策・医薬品管理・医療機器管理を推進し、目の触れにくい裏方の場所であっても、充実した環境設備を考慮しました。
特に感染予防対策では、ウオッシャーディスインフェクターという病院の手術部などに使用される医療専用器具洗浄機(家庭用とは異なり、高温での洗浄と殺菌)を設置し、これにより手洗いによる作業を最小限にし、さらにアルコールを用いた滅菌までを行います。そして歯を削るタービン(キーンと皆さんが嫌いな音の機器)などの精密機器は、滅菌水を専用に作り、洗浄・注油・滅菌までを一連の操作で行います。
院内の空気に関してもきれいな空気の流れを考慮した設計、設備はもちろんの事、治療時に発生する有害な浮遊粉塵を捕集して衛生的で安全な環境を目指します。さらに診療に用いる空気も歯科医療用に圧縮させた後、乾燥させて診療に適した状態で使用します。
医薬品においては使用薬品と在庫薬品を明確に区別し、品質管理が徹底できる環境を考慮しています。あわせて機器管理のしやすい医療環境を追及する事で、より素晴らしい診療が提供できると共に、快適性をも兼ね備えました。
どうぞ改装後には、「どこが変わったんだろう!」「何が違うんだろう!」といった目線で見て下さい。次回はスタッフのいいづか、まつばらが医院での取り組みに関して発表を行って来ますので、学会内容を含め報告したいと思います。
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