全面改装までの準備。
６月１１日から８月３０日の期間、休診のうえ全面改装を行います。
今回の全面改装は2003年から想定して準備してきました。2001年に改装して間もない時期ではありましたが、歯科医療界の進むべき将来を見据え、取るべき行動は「削って、詰める」から「削らないで済む」診療に転換が必要だと考えたからです。
削らないで済む⇒健康な歯は健康に残す⇒予防によるメンテナンスが大切。
これによりスタッフ全員が「予防によるメンテナンス」を学ぶ必要があり、実際には何から学ぶべきか模索する時期ではありましたが、医院としてコンセプト（3Ｃ：Care・Cure・Communication）を明確にし、さらなる貢献できる診療体制の改善を志しました。
歯科における既存概念は「早期発見、早期治療」であった事から、上野歯科医院の取り組みが理解されにくい事も多く、私たちの未熟さも合い重なり、憤慨に思われる方もいらっしゃったと思います。しかし今では多くの皆さんにご理解頂き、本当にありがたいことだと感謝しております。
この取り組みの結果は医療を通じた社会貢献だけではなく、金属による詰め物やかぶせ物をしなくなるだけで原料による自然破壊をくい止め、必要以上の材料を使用しない事でもさらなる社会貢献に繋がるものと思います。
そして予防を基盤とした診療体制が充実し始め、これに見合う改装計画終盤の矢先、サブ・プライム・ローンを発端とする「100年に1度の大不況」が2008年に起きたのです。これにより事業計画の見直しを余儀なくされ、縮小するか断念するかの選択時期がありました。しかし今後の歯科界を担う事業だけに、賛同頂ける多くの協力もあって、当初の計画通りの実現となりました。
ただし、約3ヶ月もの休診期間は通院されている患者さまにとっては不安を強いられる期間でもあり、大変申し訳なく考えております。
是非とも私たちの主旨をご理解頂き、新生した上野歯科医院へ改めて来院されることをスタッフ一同お待ちしておりますので、今後とも宜しくお願い致します。
次回は改装業者の選択に関して報告したいと思います。
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