第67回 日本矯正歯科学会に行って来ました。
今年の日本歯科矯正学会は東京に近い幕張で開催された事もあり、日頃ご無沙汰している方々ともお会いでき、有意義なものとなりました。
近年、矯正界では当院でも使用しているデーモンブラケットを始め、パッシブセルフライゲーション(弱い力・弱い摩擦抵抗により歯と歯周組織に侵襲を少なくすることで、痛みも少なく効率的な矯正治療が可能となる)における治療が注目されています。
デーモンブラケットに対抗して他のメーカーからも多様なブラケットが開発されてきていますが、今回はブラケット自体の新製品よりも従来型のブラケットを使用しながら問題とされるエラステックゴム(ブラケットとワイヤーを固定するゴム)の形態を改良することでバッシブセルフライゲーション効果を狙った製品が多く開発されていました。
講演では、特に最新遺伝治療について興味深いものがありました。臨床での遺伝子治療が可能となるのは、そう遠い話ではないと感じ、その頃には矯正歯科治療に大きな変革をもたらすと確信できる内容でした。
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