"健口食堂" 歯に良い食事について 「カルシウム②」
こんにちは“健口食堂”広報担当のいいづかです。
健康の基本は、お口から良く噛んで食事を取ることです。
上野歯科医院では“健口食堂”として、私たちが考える食事のありかたについて提案します。
今回は、「カルシウム」「リン」「マグネシウム」についてもう少しお話します。
よく患者さんに骨吸収の話や脱灰の話をすると「牛乳毎日飲むようにしています!」「カルシウムとるには牛乳が一番だよね!」と言われますが、牛乳はカルシウムの摂取に適しているのかというと適していません。
カルシウムが体内で代謝されるためにはマグネシウムが必要ですが、牛乳にはマグネシウムがほとんど含まれていないからです。つまり、カルシウムとマグネシウムとのバランスが悪く、大量に摂取すると体内のミネラルバランスを大きく崩す可能性が考えられます。また牛乳にはリンが多く含まれていてカルシウムの吸収を阻害します。
カルシウムを摂取する方法は大根の葉、モロヘイヤ、小松菜などの葉物野菜や切り干し大根がおすすめです。また、シラスやししゃもなど骨ごと食べられる小魚やサクラエビや干しエビもカルシウム豊富です。
次回は、マグネシウムについてお話します。
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