"健口食堂" 歯に良い食事について 「エナメル質」
こんにちは“健口食堂”広報担当のいいづかです。
健康の基本は、お口から良く噛んで食事を取ることです。
上野歯科医院では“健口食堂”として、私たちが考える食事のありかたについて提案します。
今回から、「歯に良い食事について」のテーマでお話していきます。
最初に歯の構成成分についてお話します。
まず歯の表層であるエナメル質は歯冠の一番外側の表面を覆う部分で人体の中でもっとも硬い組織です。色は半透明でエナメル質の下にある象牙質の色で決まります、それが半透明のエナメル質を通してみえています。
ところが、エナメル質に毎日の食事や歯磨きによって、目に見えないミクロの傷が付いてしまったり、内部からミネラル成分が溶け出したりすると、エナメル質が曇ったり、虫歯の一歩手前である初期虫歯の状態になります。
そしてエナメル質が曇りガラスのように濁ってしまうと、透明感と輝きが失われ、透明感のある白さが失われてしまいます。
エナメル質の厚みには個人差がありますが、だいたい2~3ミリ程度で歯頸部になるほど薄くなっていきます。口腔内に露出した歯冠の表面を覆うエナメル質の97%はハイドロキシアパタイトというリン酸カルシウムの一種からできています。
次回は、象牙質についてお話します。
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