白黒どっち?
こんにちは診療部署のいいづかです。
今回、お話しするのはお歯黒のことです。
日本には「黒の化粧文化」ともいえる時代があったそうです。
その代表的な例が、歯を黒く染める「お歯黒」です。
平安時代に女性が成人した印として始まったとせれていて
そして、明治のころまで約一千年も間つづいたそうです。
女性だけでなく男性もお歯黒にした時代もあったとされています。
そう言えば、時代劇でみたことありませんか?
よく聞く公家という人たちがお歯黒にしているシーン(映像)を見たことがありますね(^_^)
今からみれば美意識の判断からしてどう思いますか?
やっぱり、歯は白く輝いている方が美意識的にも綺麗ですよね (*’▽’)
でも、お歯黒は歯の健康にとっては大変よかったようです。
お歯黒にするために歯の汚れ(歯垢)を取ったりお歯黒の成分である
タンニンは歯質たんぱくを収斂させて腐敗を防止したため自然に虫歯予防の
効果があったようです。事実、昭和51年当時、お歯黒を日常的にしていた
最後の人といわれた96歳になる秋田県のご婦人には虫歯がほとんどなく
50歳代の歯齢だったと伝えられています。
あなたは、お歯黒と輝く白い歯…どちらを選びますか?
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