8020達成者の割合 ~歯科疾患実態調査より~
こんにちは!衛生士部署のやまだです。
6年に1度行われている(今年から5年おきに変わったようです)歯科疾患実態調査の結果が厚生労働省より発表され8020運動の達成者が5割を超えました。
8020運動とは、80歳になっても20本以上の歯が残っている方のことです。この20本には、虫歯治療した歯もカウントされます。
ちなみに、ご自身の歯の本数分かりますか・・・?
そして、過去に歯の神経を取った本数わかりますか・・・?
個人的にはこの2点は把握していて欲しいです。
8020運動の達成者が増えた結果は、口腔ケア用品の充実と定期的に歯科医院でのクリーニングを行う人が増えてきたからだと思います。
保険治療のプラスチックの詰め物の寿命は5.2年、部分的な金属は5.4年、歯全体を覆う金属は7.1年だという報告もあります。そして、保険治療で用いる材料とでは硬さが大きく異なるため、どうしても詰め物と歯との境界部にはすり減るスピードに差が生じ隙間ができやすくなります。金属は接着剤で付けるのですが、その接着剤は生じた隙間から溶けていき、その結果隙間から虫歯もできやすくなります。
最初は虫歯が小さくプラスチックの詰め物で治しても、また虫歯を繰り返し歯の神経を取ることになる。歯の神経を取ると歯が感染しやすくなったり、割れやすくなるのですが、そういう症状が出てしまい最終的には歯を抜くことになってしまう。。。
抜く歯が増えると入れ歯を入れることになる。。。
そんな悪循環になってしまう方は少なくありません。
だからこそ、「早期発見・長期観察」が大切になります!
・虫歯は作らない
・虫歯ができても進行させない
そのために出来ることを、私たちは歯科衛生士が提供させていただきます。
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