入れ歯は何時代から? パート2
こんにちは、診療部いいづかです。
今日は、前回の続きで入れ歯ルーツ?についてお話します。
江戸時代から入れ歯はあり、奥歯の噛む面は鋲が打ってあったそうです。
こんな意外な人も入れ歯を入れていました誰だと思いますか?
南総里見八犬伝で有名な曲亭馬琴(滝沢馬琴)です。
馬琴さんは甘いものが大好きで、若い頃から虫歯があり57歳には総入れ歯だったそうです。
馬琴日記にも、入れ歯を修理してもらった記録を残していて前歯をとめていた
三味線の糸が切れて、入れ歯師に締め直して貰ったなど書いてあったそうです。
ヨーロッパでは近代歯科医学の父と呼ばれるフランスの
ピエール・フォシャールが発行した「歯科外科医」という本の第2版から
「総入れ歯」が登場してきました。当時は今のように顎の粘膜に
吸い付くという原理が考えられていませんでしたので
金属で作った入れ歯を上下に入れて、バネの力で支えていたものを
装着していたそうです。不安定で、食事をするのはほとんど無理で
見た目だけの入れ歯だったようです。
当時、入れ歯の材料として カバ・セイウチの牙・象牙・動物の骨
金属などが使われていました。実は、死んだ人の歯も売り物となって
いたそうで、アメリカの南北戦争の頃も戦場からも人の歯が樽に
詰められて英国に船便で送られていたと言うことです。
なんか、信じられないような話しですね。
では次回、もう一人若い頃から入れ歯だった人を紹介しますね。
楽しみにしていて下さ~い(*´∀`*)
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