補綴物の種類について
こんにちは、診療部のいいづかです。
今回は、白い詰め物についてお話いたします。
ハイブリットセラミックインレー（保険外）
主に奥歯の詰め物として使用される詰め物です。ハイブリットセラミックインレーは、セラミック（陶器）の粒子とレジン（プラスチック）を混ぜた物で作られたインレー（詰め物）です。
ハイブリットセラミックインレーのメリット
見た目がよく 硬すぎないので、周囲の歯や噛み合わせる歯を痛めにくい。
金属を使用していないので、金属の溶け出しによる歯や歯肉の変色や
金属アレルギーなどを起こす可能性がない。
ハイブリットセラミックインレーのデメリット
コンポジットレジン充填ほどではないですが、日数が経つと多少変色してくる。
レジン（プラスチック）が含まれているため、すり減りやすい。
セラミックインレー（保険外）
セラミックインレーは陶石･長石･珪石･粘土など天然鉱物材料を用いて混合し、
成形･焼成する方法で作られます。セラミックは硬くて耐熱性･耐食性などに優れており
陶磁器や耐火レンガガラスなどが窯業製品の代表的なものが歯科材料として使われています。歯科用セラミックは長石などの原料に陶材焼成後の色調を調節するために着色材が添加されています。
セラミックインレーのメリット
見た目が良く、ほとんど変色しないので審美性がある、汚れ（プラーク）が付きにくい。
金属を使用していないので、金属の溶け出しによる歯や歯肉の変色や金属アレルギーなどを起こす可能性がない。
セラムックインレーのデメリット
歯軋りなどの横からの力で割れる事もある。
材質が硬いため、対合の歯がすり減りやすい。
次回は、かぶせ物についてお話いたします。
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