舌の構造
こんにちは。診療部のなかむらです。
今回は、舌についてお話をさせて頂きます。
お口の床にあたるところには、舌と呼ばれる筋性の器官が存在します。舌は舌根 (ぜっこん)(根本)で口腔底まで骨につながれていますが、反対側は自由に動かし、舌の形を変えたり(内舌筋(ないぜつきん)が関与)、突出したり、移動(外舌筋が関与)(舌下神経支配)することが出来ます。舌は咀嚼 (そしゃく) 、嚥下(えんげ) 、発声に重要な働きをしますが、味覚を感じる受容器が付いているため、胃に入る食物をチェックする働きもあります。また咀嚼の時には唾液を混ぜ合わせ消化の働きを助けます。さらに食物が口腔から咽頭(いんとう)へと移動するときに舌は食物を飲み込む動作(嚥下)を行います。また硬い食物を混ぜ合わせるために舌の表面は歯茎と同じ角化歯肉で出来ています。
口蓋と舌の位置により発音が決まりますが、歯の喪失が起こると空気の流れが変わり正しい発音が出来なくなることがあり歯の有無は構音 (こうおん) には重要となります。
歯がある事はすごく大切なことなので定期的に健診でキレイにしていきましょう♪
トピックス一覧のページへ